日記に掲載している「ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!」の感想を集めました。(第40話〜52話)
第40話 新春カートレース☆お年玉は誰の手に!?
第41話 ピュピュの初恋♥ビビンのワナ
第42話 ファインがお嫁さん?☆どきどきノーチェ
第43話 減点パラダイス☆大暴走マーチ
第44話 激突!☆ファンゴとフィンゴ
第45話 恋するエリザベータ♥手作りバレンタイン
第46話 涙の別れ☆解散!? チームセレブ
第47話 三匹のサムライ☆頑張れブライト
第48話 ハッピーの花☆シェイドの宝物
第49話 ふたごvsビビン☆最後の対決!
第50話 ブラッククリスタルキング登場☆学園の危機
第51話 届け!☆奇跡のプロミネンス
第52話 鳴りひびけ!☆平和のベル
第40話 新春カートレース☆お年玉は誰の手に!?
エリザベータ杯ニューイヤーカートレース大会が開催された。RW学園の生徒たちはチームごとに大会に参加。そして、ビビンも飛び入りで参加する。
さまざまな難関を潜り抜け、とうとう最後の関門、吊り橋にたどり着く。ビビン、双子は難なく渡り切るのだが、双子が対岸に着いた時、吊り橋のワイヤーが切れてしまう。双子はGUPになって橋を作り、皆を助けるが、その時崖が崩れ、双子は谷に落ちてしまう。大ピンチの双子を救ったのは、なんとビビンであった。
いよいよゴール目前。だが、その時全車ガス欠で立ち往生してしまう。怒ったビビンがボンネットを叩くと、その拍子にモーターが外れ、中にいたエドちんがゴールイン。優勝したエドちんは、主催者のエリザベータからお年玉の鼻眼鏡を贈呈されるのであった。
去年と同じく、年明け後最初のエピソードは正月イベントの話であった。しかし、あまり面白くなかった去年の話とは違い、非常に面白いエピソードであった。
背景の事情の説明など全くなしでいきなりプーモのハイテンションな挨拶から始まるし、無意味な戦闘シーンの挿入もない。徹底的にギャグばかりのストーリーもなかなかいいものだったし、また普段は影の薄いティオ、アウラー、アスリなどのキャラの台詞もあった。ミルロは顔出しだけだったけど。だが、単なるイベント、おまけエピソードという訳でもなかった。前回の話をちゃんと受け継いでいるし、またビビンが双子を助けるという記念すべきエピソードでもあったのだ。実に素晴らしい。
そういえば、リオーネ、カロリ、アスリのチームサンバは巨大なうちわでカートを飛ばし、湖を越えていた。思わずそりゃ無理だろうと突っ込みたくなったが、なにしろ今回は全体があれだ。1つや2つの理不尽な描写に突っ込んでなどいられない。
話は変わるが、エドちんが贈られた鼻眼鏡を見て、ビビンはまんざらでもないような表情を見せた。さすがビビンだ。町中の人に鼻眼鏡をかけさせたという実績のある女。今更エドちんが鼻眼鏡をかけたからといって、どうってことない。
第41話 ピュピュの初恋♥ビビンのワナ
ピュピュが窓の外を眺めてぼうっとしている。これは恋だと直感した女生徒らは、その相手を確かめるべく、ピュピュの後をつける。
ピュピュの初恋の相手は、烏に襲われた時助けてくれた鳥であった。双子たちは協力してその鳥を探す。一方、双子たちが鳥を見つけるのを待つピュピュの許に、ブラックアクセサリーを携えたエドちんがやってきた。エドちんからもらった指輪を両手に、思いを寄せる鳥の許へ向かおうとするピュピュ。だが、どうしても思いを伝える勇気が出ない。そうしているうちに、鳥は飛んでいってしまう。しかし、その時指輪が勝手に飛び出し、鳥を捕まえて戻ってきた。
そこに現れたビビン。ビビンはブラックアクセサリーを介してピュピュのハッピーを奪おうとする。巨大化してピュピュに襲いかかる鳥。双子はGUPに変身。鳥を元に戻す。
ひどくつまらなかった。大体、ファイン、レイン、シフォン、アルテッサ、ソフィー、ミルロ、レモンという全く異なる性格の持ち主7人が、揃ってピュピュの恋を見届けようとするっていう時点で駄目だ。ここまで皆恋愛馬鹿にしなくてもいいだろう。
結果として、前回の面白さとは正反対。最低ランクに近いエピソードになってしまっていた。恋愛絡みだけではなく、ベルンの使い所もよろしくない。なぜわざわざセットを作る? なぜわざわざ司会者のコスプレをする? 無意味極まりない挿入ではありませぬか!?
このように、双子サイドの描写に多々不満を感じた訳であるが、もう一方、ビビンサイドは結構よくできていたと思った。ブラック学園のエリートとしての使命感と双子と仲良くしたいという本音の板挟みに悩むビビン。それに対して心底意地の悪いエドちん。ビビンの改心が見られ始まった頃は、またかよとうんざりした気持ちだったのだが、今では2人のこの対比が面白く感じられてきている。もう少しこっちの分量を多くしてくれればよかったのに……。
どうでもいいが、ハッピーを増幅させて一生分のハッピーを吸い取るはずのブラックアクセサリー、効果があまり芳しくなかったのはなぜだろう? ピュピュのハッピー、さほど増幅されたようには見えないぞ。
第42話 ファインがお嫁さん?☆どきどきノーチェ
ファインがグラウンドでサッカーの練習をしていると、突然男がやって来て、息子の嫁になってほしいと言ってきた。その男はノーチェの父。ファインは断るが、ノーチェの父はもしサッカーの試合でノーチェの白組がファインの赤組に勝ったら婚約成立と、話を勝手に進めてしまう。
その様子を見ていたビビンとエドちんは、ノーチェの父にアンクレットを売り付ける。実はこのアンクレットはブラックアクセサリー。その力で、ノーチェは試合で活躍し、とうとう1点決める。喜ぶノーチェ。だが、ノーチェのハッピーが最高潮に達したその時、ビビンが現れ、ブラックアクセサリーに種をまく。すると、たちまちアンハッピーの花が現れ、周りの生徒たちに襲いかかる。双子はGUPに変身。魔法でアンハッピーの花とブラックアクセサリーを消し去る。
グラウンドはビビンのせいで滅茶苦茶になってしまっていたため、試合を続けることができない。そのため、自動的に1点先取していた白組の勝利ということに。ファインをオーケストラ星に連れて行って婚約の儀式を行おうとするノーチェの父。だが、ノーチェは、優れた音楽家となった暁に自分でファインにプロポーズしたいと、今の時点での婚約を拒否するのであった。
やっぱりノーチェは可愛い。そして、ファインとノーチェはお似合いのカップルである。2人にはぜひとも幸せになってもらいたい。
今回のエピソードで、可愛いと思ったのはノーチェやファインだけではない。シュートを決めようとするノーチェに慌てふためくレインもとても可愛かった。でも、なぜレインがゴールキーパーをやっているんだろう? 体が小さい上、レインは運動が苦手という設定のはず。ということは、相手チームにシュートのチャンスを奪われてしまったら、ほぼ確実にゴールされてしまうではないか! ハンデか? それとも、敢えてゴールをぽんこつのレインに任せることで背水の陣を敷き、絶対に敵にボールを渡さないという覚悟を高めているのだろうか。
なお、私も運動が苦手であるが、小中学生の頃の体育の授業でサッカーをやった時、キーパーを任されたことはない。
話は変わる。
今回登場したノーチェの父。勝手に話を進めようとしていたことから、予告や今回の冒頭を見た段階では、あまりいい印象を持っていなかった。試合に臨むノーチェに向かって任せておけなどと言ったのを聞いた時など、何か卑怯な手でも使うのかと思ったほどだ。だが、実際はそんなことはなく、息子思いのいい人であった。
さて、全体を通しての感想だが、萌えた。そして、面白かった。前回があれだったこともあって、今回のエピソードの面白さが際立っている。
第43話 減点パラダイス☆大暴走マーチ
最近校則違反が増えてチェックが追いつかず、落ち込んでいるマーチ。エドちんは、そんなマーチに校則違反を見逃さなくなる眼鏡と称してブラックアクセサリーの眼鏡をかけさせる。すると、学園中の違反者がわかるようになり、マーチは生き生きと減点に励む。
とうとう校則違反をなくし、マーチのハッピーが最高潮に達したその時、ビビンが現れ、ブラックアクセサリーにアンハッピーの種をまく。たちまち育つアンハッピーの花。双子はGUPに変身し、魔法でブラックアクセサリーとアンハッピーの花を消し去る。
さて、教頭はこの騒動に反省し、校則を大幅に削るのであった。
校則違反が増えてマーチ1人ではチェックが追いつかないということは、この学園には風紀委員が1人しかいないということなのだろうか? それはちょっと少なすぎやしまいか? 大規模な学園だというのに。
さて、このアニメは元々RW学園の厳しい雰囲気を改善し、生徒たちが仲良く学園生活を送れるようにするという物語であった。その点で、学園の秩序をやたら重んじる教頭の姿が描かれ、風紀委員のマーチが活躍した今回のエピソードは、この作品のテーマをよく表した話ということになるのだ。初期とはずいぶん雰囲気が変わってしまったため、今更という感じもしなくはないが。
そういえば、今回RW学園では、騒動の反省を生かして意味のない校則を大幅に削った。第9話で感じた校則の応用力のなさなどについては、当事者たちもうすうす気付いていたのだろう。
第44話 激突!☆ファンゴとフィンゴ
ファンゴの弟、フィンゴが現れ、ファンゴに決闘を申し込もうとする。だが、ファンゴはそれを無視。どうしても兄と勝負したいと言うフィンゴを止めようとするブライト。フィンゴは自分を倒したら決闘を諦めると言い、ブライトに腕相撲での勝負を持ちかける。
勝ったのはブライト。双子がフィンゴに事情を訊くと、フィンゴは兄に帰ってきてほしいからだと答えた。
双子やエリザベータらは、フィンゴのためにファンゴを捜す。そして、双子はファンゴを見付け出す。
双子に対して、ファンゴは、自分は星では疎まれているので、帰る気はないと答える。その時、フィンゴが現れ、ファンゴに勝負を持ちかける。ブラックアクセサリーの力でパワーアップし、岩や丸太を投げてくるフィンゴ。だが、ビビンがアンハッピーの種をまいたため、アンハッピーの花が生長し、周りに襲いかかる。双子はGUPとなり、ブラックアクセサリーを消し去る。
さて、改めてファンゴとフィンゴの決闘が行われた。勝者はファンゴ。ファンゴは、弟に対して卒業したら帰ると告げるのであった。
今回のエピソードは、ファンゴとフィンゴの関係と、ファンゴに思いを寄せるエリザベータの姿という2つの要素から成り立っていた。前者は今回のメインで、後者は次回への伏線となるものだろう。だが、重要な要素を2つも同時に詰め込んだせいか、どちらに焦点を置いていいのかよくわからなくなりそうだった。いくらファンゴという共通項があるとはいえ、ちょっと無理があったのではないだろうか。
そういえば、ブラックアクセサリー編に入ってから、ビビンはまたただの悪役に戻ってしまったような気がする。確かに双子に接近していくビビンの姿には当初うんざりさせられたものであるが、それでも一旦近付けたビビンを再び遠ざける必要はないのではなかろうか。一応、最初のうちはビビンにもためらいがあったようだが……。
双子の変身、魔法シーンも同じことの繰り返しで、あまり面白くない。ビビンが単にルーチンワークをこなすだけの悪役になってしまったので、それに対抗する双子もワンパターンになってしまう。ついでに、一生分のハッピーを引き出すというブラックアクセサリーの効果があまり芳しくないことも、つまらなさの要因の1つとなっている。
そういえば、今回ブライトはフィンゴに「チャラチャラプリンス」と言われていた。ひどい言われようだが、確かに、1年目はヘタレ、2年目は影が薄いと、あまり格好よくなかったからな……。
第45話 恋するエリザベータ♥手作りバレンタイン
ファンゴへの思いを抑えきれないエリザベータは、バレンタインチョコを手作りしようと決意する。
バレンタインデー前日、双子とシフォンが厨房に向かうと、そこにはエリザベータがいた。4人はキャメロットとルルの指導を受け、チョコレートを作る。しかし、双子もエリザベータもうまく作れない。
夜になり、双子が眠ってしまってからも独りチョコレートを溶かし続けるエリザベータ。そこに、キャメロットとルルに変装したビビンとエドちんが現れ、これを着ければ上手に作れるようになると言ってエリザベータに最後のブラックアクセサリー、リボンを渡す。
翌日、エリザベータはファンゴにバレンタインチョコを渡す。ファンゴに喜んでもらえた嬉しさで、幸せの絶頂のエリザベータ。その時、エリザベータの幸せにブラックアクセサリーが反応。すかさずビビンが現れ、リボンにアンハッピーの種をまく。
双子はGUPに変身。ブラックアクセサリーを消し去るのであった。
かなり初期の段階からエリザベータとファンゴとを絡めるイベントを出し、さらにクリスマスイベントで決定的なフラグが立った。40話以降のエピソードでは、やたら質素にこだわるエリザベータの姿がくどいほどに描かれていた。これだけの下地を作っていたからこそ、今回のエピソードが自然で面白いものとなり得たのだろう。過去の話を無視した展開、唐突に現れる設定なども多い中、少なくともこの2人の関係はうまく描けていた。
今回いい味を出していたのはエリザベータやファンゴだけではない。それ以外の脇役キャラもだ。特にかざぐるまの国の兄妹がいい味を出していた。アルテッサにチョコをもらって喜ぶアウラーと、アルテッサがチョコを受け取ってくれて喜ぶソフィー。アウラーはアルテッサの態度に一喜一憂する姿が、ソフィーはアルテッサに対する本気の態度がよかった。ソフィーはアルテッサが好きという設定、同人誌やファンサイトではよく見かけたネタだが、41話以来どうも公式設定になってしまったようだ。
さて、双子の殺人料理は相変わらず健在だった。ノーチェはファインにチョコがもらえずに落ち込んでいたが、あの恐ろしい代物を食わされなかったのだからむしろこれでよかったのかもしれない。
第46話 涙の別れ☆解散!? チームセレブ
ファンゴのためにお茶会を開こうとするエリザベータ。シャシャとカーラは手を貸そうとするが、エリザベータは自分でやると2人の手助けを拒否。そのため、2人はエリザベータに嫌われたと思い込んでしまう
レインの手助けでようやくお茶会を開く段階にまでたどり着けたエリザベータは、レインに連れて来てもらったファンゴにお茶とケーキを振舞う。ファンゴはうまいと言ったが、実際はひどい出来だった。ファンゴに余計な気を使わせてしまったことで、思わず涙を流すエリザベータ。それを見たシャシャとカーラは、ファンゴがエリザベータを泣かせたと思い込み、男子寮に殴り込みに向かう。
結局、エリザベータに嫌われたというのは2人の思い違いだったことが明らかになる。一件落着と思われたその時、ビビンが現れ、3人の友情の証であるおはじきにアンハッピーの種をまいた。たちまち生長し、シャシャ、カーラに襲いかかるアンハッピーの花。そこで、双子はGUPに変身し、アンハッピーの花を消し去る。
シャシャとカーラのエリザベータに対する感情は友情というより依存とか下僕根性のような気がするが……。RW学園にいる以上、この2人も王侯貴族なのだろうが、エリザベータより格下なのは明らかだから、こんな関係になるのも仕方ないということだろうか。まあ、セレブ星にもいろいろと複雑な事情がありそうだし、深く突っ込むのはやめておく。
さて、今回のエピソードの中心となったのはエリザベータ、シャシャ、カーラのチームセレブ3人娘だが、それより重要なのはビビンであろう。登場以来失敗続きというビビンの情けなさに業を煮やしたブラック学園長がビビンに直接指導を行うようになったという重大な動きのあった回なのだから。
でも、ビビンって本当いい子なんだな……。純真で。最終的に改心するであろうことはかなり前からわかっていたが、今回失敗したのにほっとしていたのも、ビビンの変化の片鱗なのだろう。くどいようだが、正直悪役も実はいい人だったという展開には飽きていた。だが、40話以降のビビンの姿を見ていると、早く改心する様子が見たくなってくる。ビビンが単にルーチンワークをこなすだけの悪役だった42〜44話を見た後ではなおさらだ。
第47話 三匹のサムライ☆頑張れブライト
RW学園のフェンシング部に、3人の道場破りが勝負を申し込んできた。部員たちは次々と敗れ去り、残っているのはブライトだけだという。ブライトは早速道場破りの1人、多節棍使いのクラマに挑むのだが、隙を突かれ、負けてしまう。
3日後の再戦を申し込むブライト。だが、部長を始め、他のメンバーはすっかり諦め切っていた。それでも、ブライトは諦め切れない。そんなブライトを見て、景気付けのためレインはイヤイヤダンスを踊る。その時、ブライトはイヤイヤダンスの動きが隙を見せない構えになっていることに気付いた。双子の指導の下、イヤイヤダンスの特訓をするブライト。途中で同じくイヤイヤダンスの動きに気付いたソロ、そして最初はリベンジを諦めていた部長もが加わり、再戦に向けてイヤイヤダンスの特訓を行う。
そして再戦当日。RW学園フェンシング部は2対1で道場破りに勝利する。その時、窓の外で見ていたビビンが最初の勝負で折れた剣にアンハッピーの種をまく。たちまち育つアンハッピーの花。双子はGUPとなり、アンハッピーの花を消し去るのであった。
今回のエピソードの終盤で、生長したアンハッピーの花に立ち向かったのは双子だけではない。ブライト、ソロ、フェンシング部部長の3人も、剣を片手にアンハッピーの花に挑み、次々と花を切り裂いていた。
私はフェンシングをやったことがないので、もしかしたら見当外れなことを言っているのかもしれないが、ここでちょっと疑問がある。フェンシングで使う剣でものを切り裂くことってできるのか? すごく無理のある描写のように見えたのだが……。
さて、今回、ブライトとソロはイヤイヤダンスの動きが隙を見せない構えであることを見抜いた。だからこそ、道場破りに勝つためイヤイヤダンスの動きをマスターしようとしていた訳なのだが、その姿、傍から見るとふざけているようにしか見えない。ビビンとエドちんもそう感じ、ブライトの練習風景を見てブライトがおかしくなったのではないかと思っていたようだ。それにしても、1年目第1話から登場していたあの阿呆な踊りにそんな意味があったとは……。いや、もちろん後付けの設定なのだろうが。
そういえば、今回初めて双子のケロケロスタイルが登場した。存在が明かされたのが結構昔のことなので、設定だけで実際に使われることのない効果なのではないかと言われていたが、今回やっと使われたのだ。でも、今後使われることはまずないと思われる。
第48話 ハッピーの花☆シェイドの宝物
クレソンの花壇が荒らされ、ショックを受けるシェイド。シェイドのことを心配した双子たちが見に行くと、シェイドは独りで荒らされた花壇を片付けていた。だがその時、シェイドは地面の穴につまづき、足を挫いてしまう。そこで、双子たちがシェイドの代わりに花壇を綺麗にし、花の種をまきなおす。
作業が一通り終わって、皆が和んでいる時、ビビンがシェイドのスコップにアンハッピーの種をまいた。実は花壇を荒らしたのもビビンの仕業。ショックから立ち直った時のハッピーを狙っての行為だったのだ。
たちまち育つアンハッピーフラワー。そこで、双子はGUPに変身。いつものように魔法でアンハッピーフラワーを消し去るのであった。
とまあ、大筋はいつもと似たようなものだったが、今回の話、結構凝っていて面白いと思った。ブラック学園長の登場以来、ビビンは自分に寄せられた期待と双子たちへの思いとの間で板挟みになっていた。そして、そのストレスをエドちんにぶつけていた。今回もそれは同様であったが、それでもビビンがエドちんのやりすぎを非難する場面や、ビビンがブラック学園長の異変に気付くシーンがうまく挿入されていてよかったと思った。
よかったのはビビンの描写だけではない。今回は双子やシェイドだけでなく、大勢のキャラクターが結構長い時間画面に映っていたエピソードでもあるのだが、どのキャラクターの言動も自然で、特に違和感を覚えるようなこともなかった。でも、今回出てきたメンバーは、チーム分けとは何の関係もなかったな……。ソフィーとアルテッサがいるのにレモンがいないし、シェイドとソロがいるのにノーチェがいなかったし。
第49話 ふたごvsビビン☆最後の対決!
RW学園とブラック学園が姉妹校となることになり、記念のパーティーが開催される。和やかな雰囲気でパーティーが進む中、突然、飾られたソレイユベルからアンハッピーの花が姿を見せる。生徒たちを呑み込んでハッピーを奪うアンハッピーの花。双子はGUPとなって立ち向かうが、ブラック学園長の妨害のせいで魔法が通じない。
アンハッピーの花が、双子に襲い掛かった。その時双子を助けたのは、なんとビビンであった。3人は協力してアンハッピーの花に立ち向かい、呑み込まれていた生徒たちを救い出す。
その時、双子はブラック学園長が何者かに操られていることに気付いた。双子がハッピーベルンを奏でると、ブラック学園長を操っていた邪気は去り、アンハッピーの花も消える。そして、ブラック学園長は、自分を操っていたものはブラッククリスタルキングであったと告げるのであった。
今回のエピソード、どう見てもビビンが主人公である。それからついでに言うが、こういうシリアスな話では、双子の能天気さが場違いに思えてきてしまう。
さて、今まで気配は見せていたものの、ブラック学園長を操っていたブラッククリスタルキングの存在が明かされたのは今回である。そして、ブラック学園長が元通りになり、ビビンと共に双子たちの味方となったのも今回。よく考えると、ものすごい勢いで物語が進行していることになる。まあ、それは今回がイベント回だからなのだが、それにしても速い展開だ。あるいは、通常のエピソードでの進み具合が遅いと考えるべきかなのか。
そういえば、今回のアンハッピーの花がいつものもの以上に強力だったのも、やはりイベント回だからであろうか? いや、それだけの理由ではなかろう。今回ビビンが種をまいたのはソレイユベルだ。双子がユニバーサルプリンセスと認められた際、天使が飛び出してきたあのソレイユベルだ。そこに秘められた力は並のものではあるまい。しかも、直前に盛大なパーティーを行って充分にハッピーを蓄えている。恐ろしいのも当然だ。
第50話 ブラッククリスタルキング登場☆学園の危機
ブラッククリスタルキング(以下BCK)を撃退し、生徒たちが和んでいる時、突然上空に巨大な惑星が姿を現した。ブラック星と一体化したBCKだ。BCKはRW学園の校舎に侵入、巨大なアンハッピーフラワーと化し、次々と生徒たちを呑み込み始めた。双子はGUPとなってBCKに立ち向かうが、双子の魔法はBCKに通用しない。仕方なく、双子は退却する。
寮に戻った双子たちに向かって、BCKは、双子が身代わりになれば他の皆を解放すると告げる。皆を助けるため、双子は校舎を覆いつくすBCKのドームの中へと入っていくのであった。
前回に引き続き、ものすごい勢いで物語が進行している。まるで、今まで放っておいた伏線をすべて消化しようとしているかのようだ。いや、実際にそうなのだろう。2年目ではなく、1年目の後半においてふしぎ星を混乱の渦に巻き込んだブラッククリスタルでさえ、その本体は今回姿を見せたBCKだというのだから。これまでの2年間の物語は、この結末を迎えるためにあったと言っても過言ではないのかもしれない。
ソレイユベルから与えられたユニバーサルプリンセスの魔法が通用しないBCK。予告によると、次回は魔法ではなく、プロミネンスの力でBCKに立ち向かうようだ。これも、次回とその次のエピソードが2年間の物語を一気に締めくくるものであるということを示していると考えても間違いではあるまい。
さて、上に挙げたようにあまりにも急な勢いで物語を締めくくろうとしていることが窺えた今回のエピソードであるが、今回はそれだけでなく、非常に多くの小ネタが含まれていた話でもあった。例えば、エドちんの正体が明らかになる場面や、颯爽と登場したのにいきなりBCKに食われてしまうティオ、そして、ブライトとシェイドが双子の身代わりになろうと言い出すシーンなどだ。エピソード序盤の穏やかな日常を際立たせる、また緊張感を和らげるという役割を持った今回の小ネタ。その効果は、非常によく現れていたと思う。
第51話 届け!☆奇跡のプロミネンス
能天気な双子のハッピーを吸い取り、BCKのドームは巨大化を続ける。そして、とうとうドームの外にいる解放された生徒たちをも呑み込むほどに大きくなった。だがその時、空からおひさまの国が姿を現した。おひさまの国から放出された気球で、生徒たちは城へと避難する。
オメンドは、GUPの魔法の力とプロミネンスの力を併せてBCKを倒すことを提案する。だが、そのためには双子に魔法を使ってもらわなければならない。そこで、ビビンが天使を連れてドームの中に入り、双子を変身させることに。
ビビンは、BCKを騙してドームの中に進入する。そして、ほどなく双子の姿を発見。ビビンがうまくBCKの弱点を聞き出すと、双子はGUPとなり、ソレイユベルに宿ったBCKの核の許へ急ぐ。双子の魔法に合わせて放射されるプロミネンスの光。だが、プロミネンスの力は途中で切れてしまった。
再び形勢逆転。BCKはブラック星からプリンセススワンの絵を呼び出すと、それを取り込みパワーアップ。双子に襲い掛かるのであった。
今回生徒たちの危機を救ったのは、テレプーモーションでRWPに瞬間移動してきたおひさまの国であった。しかし、城だけならまだしも、国1つ丸ごと移動してくるとは、驚くべき話である。しかも、おひさまの国が丸ごとRWPに行っているということは、その間ふしぎ星ではおひさまの恵が完全に失われているということなのだ。1年目の危機の再来だ。いくらRW学園の危機とはいえ、ちょっとやりすぎではなかろうか。
さて、今回のエピソードの中盤で素晴らしい活躍を見せたキャラといったら、やはりビビンであろう。口先だけでドームの中に入り込み、さらにBCKから弱点を聞き出したのだから。そして、双子と合流してからの行動は、実質ビビンがリーダーとなって進められたようなものだ。今回最も頭を働かせたキャラと言っても過言ではあるまい。そういえば、49話で完全に双子たちの仲間となってからというもの、ビビンがやたら格好良くなっているように思える。今回だって、頼りない双子だけでは到底BCKの弱点を知ることなど叶わなかったであろう。
プロミネンスとGUPの魔法の合体技も通用しなかったBCK。しかも、スワンを取り込んでパワーアップしてしまった。次回、双子がどのようにしてこのピンチを乗り切るのか、非常に気になる所である。
第52話 鳴りひびけ!☆平和のベル
スワンを取り込んでパワーアップしたBCKには、双子の魔法も通用しなかった。そして、とうとう双子もBCKに呑み込まれてしまう。BCKは双子のハッピーを吸収し、さらに周囲の大都会にまで手を伸ばす。
おひさまの国で見守る生徒たちは、少しでも力になれればと、皆で歌を歌う。その歌声がプロミネンスを増幅、双子に力を与える。
BCKの拘束から脱出した双子は、ハッピーベルンでBCKに立ち向かう。しかし、それらはすべてBCKに吸収されてしまい、とうとう双子は力尽きてしまう。
だが、ハッピーを吸収しすぎたBCKは、容量オーバーで破裂してしまうのであった。
一方、力を使い果たした双子は笑顔を失って廃人のようになってしまっていた。だが、BCKの中に蓄えられていたハッピーで再び笑顔を取り戻す。
最終回ということで、この上なく馬鹿一満載な展開だった。個人的には、双子が笑顔を取り戻さないままという結末も見たかったのだが、さすがに子供向けのアニメでそれはまずいということだろう。双子も笑顔を取り戻し、エドワルドとスワンは絵に戻り、ブラック星はホワイト星となり、完璧なハッピーエンドを迎えることとなった。
さて、今回生徒たちの歌声が双子に力を与える場面があったが、最初の「ラブフラワー」はまあいい。だが、次の「キミのアシタ」はよろしくない。シリアスな場面、悲壮感たっぷりで歌われると、恐ろしく違和感がある。
また話が変わるが、今回とうとうRW学園の学園長の正体が明かされた。ソレイユベルの意思こそが、学園長だったのだ。つまり、ずっと学園長だと思われていたクレソンは結局ただの人だったという訳だ。まあ、一応想定の範囲内ではあったが……。
とにかく、2年間続いたシリーズもこれでとうとう終わりだ。メルヘンかと思いきやSFっぽく、さらに途中から旅もの、バトルものになる。2年目は舞台を学園に移し、その一方でバトル路線は継続と、迷走を続けてきたこの作品。しかし、それでもまあ、楽しかった。
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