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日記に掲載している「Yes! プリキュア5」の感想を集めました。(第1話〜13話)
第1話 希望のプリキュア誕生!
第2話 情熱全開キュアルージュ!
第3話 はじけるプリキュアは誰?
第4話 やすらぎのキュアミント!
第5話 プリキュアの資格
第6話 プリキュア5全員集合!
第7話 親友ナッツ現る!
第8話 相性最悪? りんとかれん
第9話 プリキュアがばれちゃった!?
第10話 腹ぺこナッツを救え!
第11話 のぞみとココの熱気球
第12話 うららのステージを守れ!
第13話 りんちゃんの部活決定ー!
第1話 希望のプリキュア誕生!
中学2年生の夢原のぞみは、登校途中でピンク色の蝶を見付け、それを追いかけて路地に入った所で美男子と出会う。
その日、のぞみは学校で、その美男子が図書館に駆け込む姿を目にする。美男子を追いかけて図書館に入ったのぞみ。そこで、1冊の光る本を見付け、思わず手に取る。その時、あの美男子が現れ、のぞみが手にした本を奪い取ろうとする。そして、そのまま本の奪い合いになる。勢いあまったその時、美男子はなんと小動物の姿になった。小動物はココと名乗る。
その時、そこに怪人が現れた。怪人は力ずくでココからドリームコレット――願いを叶える道具で、光る本の中に入っていた――を奪おうとする。その様子を見たのぞみがココをかばうと、怪人はのぞみに襲いかかってきた。その時、朝見たピンク色の蝶がのぞみの腕に止まり、ピンキーキャッチュとなる。ピンキーキャッチュでのぞみはプリキュアに変身。だが、怪人は絵に仮面をかぶせると、描かれていた人物をコワイナーとして呼び出してきた。のぞみに襲いかかるコワイナーと怪人。しかし、のぞみはプリキュアドリームアタック(以下PDA)でコワイナーを倒す。自分の不利を悟った怪人は、そのまま姿を消すのであった。
どうやら、この作品のテーマは夢であるらしい。そのテーマは、のぞみの「自分のやりたいことを見付ける。」という台詞や、ココの夢とそれを奪おうとするナイトメアの姿などによって、くどいほどに強調されていた。そういえば、やりたいことが見付からないというのぞみは毎週のように異なる部活に参加していたらしい。現在2年生ということは、入学してから1年以上同じようなことを繰り返していたりするのだろうか?
さて、プリキュアは全部で5人いるのだが、今回変身したのはのぞみだけだった。1年目は2人一緒にいないと変身できないという設定だったため、第1話で両方変身しているのだが、プリキュア5は単独でも変身できる設定のようだ。そういえば、過去の美少女戦隊ものでも、第1話で変身するのは1人だけというものが多かったように思える。少なくとも、「セーラームーン」、「東京ミュウミュウ」、「ぴちぴちピッチ」の3作品では、初回で変身したのはそれぞれうさぎ、いちご、るちあと1人だけであった。こんな所にもシリーズ過去の作品との差別化が窺える。
今回、のぞみはココの夢を馬鹿にする怪人(ギリンマだっけ?)の様子を見て、ココの味方になることを決意した。この辺りの展開は1年目のそれよりうまいと思った。いきなりなぎさに対して敵対的な態度を見せたピーサードとは違い、ギリンマは少なくとも最初は事態を荒らげようとはしなかった。のぞみがナイトメアを敵に回すことになったのは、あくまでも本人の判断なのだ。主人公が第三者同士の戦いに巻き込まれ、プリキュアとなるという点は同じだが、その流れはプリキュア5の方が説得力に富んでいる。
そういえば、プリキュアとなってココの夢を叶えるという決意は、現段階ののぞみにとってはやりたいこと探しの結果にすぎないようだ。プリキュアというのは決して部活感覚でできるようなことではないと思うのだが、いきなり強い使命感を持つというのも不自然だ。だから、この展開はむしろリアルなものと言えるだろう。
第2話 情熱全開キュアルージュ!
ココが、小々田コージという名の教師として2年A組の担任になる。驚いたのぞみはココを外へ引っ張っていく。これはプリキュアのためだと答えるココだが、その言葉はのぞみの親友、夏木りんに聞かれてしまっていた。
いい機会だと、のぞみはりんにココの話を聞かせる。りんにもプリキュアになってもらおうと勧誘するのぞみだが、りんはココの話を信じようとしない。ココが小動物の姿になったのを見て、初めてのぞみやココの言っていることが嘘ではないと知ったりんであるが、それでも興味を示さず、その場から立ち去ってしまう。
さて、のぞみとココが川原で話をしていると、突然ココが何かに気付いたように立ち上がり、走り出した。のぞみはそれを追う。着いた所は街灯の前。街灯の上には、奇妙な小動物、ピンキーがいた。
その時、2人の許へりんが駆けてきた。りんの後を追って現れたのはギリンマ。りんはのぞみにこんな危険なことはやめるよう言うが、のぞみは首を振り、キュアドリームに変身。だが、街灯に憑依したコワイナーに襲われ、のぞみは締め上げられてしまう。
友人を救うため、りんは自分もプリキュアになる決意をする。キュアルージュに変身したりんは、プリキュアルージュファイアー(以下PRF)でギリンマを攻撃。ギリンマはコワイナーの所まで跳ね飛ばされ、その衝撃でコワイナーはのぞみを放す。解放されたのぞみは、PDAでコワイナーを攻撃、元の街灯に戻すのであった。
のぞみとりん、こまちとかれんは親友という設定だが、今回は前者――のぞみとりんの友情が描かれた回であった。緊張感のないのぞみとしっかり者のりんというコンビ、2人の個性が対照的で、いかにも「ふたりは」プリキュアという感じがする。もちろん好奇心旺盛なこまちと生真面目なかれんもある程度対照的ではあるのだが、どちらも優等生のようなので、今の所あまり個性に大きな差異は感じられない。まあ、この2人がクローズアップされるエピソードでは、2人の差も表に出てくることになるのだろうが。
でも、5人チームということは、1人コンビを組めない子がいることになる。次回プリキュアに加わるうららがそうだ。放送開始前からさんざんルミナスみたいだと言われてきた彼女だが、コンビを作れないということで、姿だけではなく、どうやら立ち位置もルミナスに近くなりそうだ。
さて、今回のエピソードだが、熱い! 1年目に比べるとアクション要素はかなり少なくなったが、それでも熱さは変わらない。大切な親友のため、自ら危険を承知でプリキュアとなり、ナイトメアに立ち向かったりん。その戦闘の前には、ナイトメアと戦う危険性を知ったりんが真剣にのぞみを説得しようとする場面があった。りんの友を思う心が前面に押し出されたこの2つのシーン、これこそが今回最大の見所であった。この熱い友情の描写に、思わず全身に震えが走ったほどだ。
設定や雰囲気が大きく変わったことで、「プリキュアの『ようなもの』」という声さえ聞かれるこの作品だが、友情という大きな要素だけは不変だ。
面白いし、燃えるし、また展開もかなり自然だ。この調子で1年やり通してほしい。
第3話 はじけるプリキュアは誰?
昼休み、のぞみとりんの2人は、1人でいるうららに声をかける。うららと仲良くなろうとする2人であったが、うららに「プリキュアって何ですか?」と訊かれ、思わずその場から走り去る。と思ったら、のぞみはうららの所に戻ってきた。そして、授業をさぼってうららに学校の中を案内する。
2人がサンクルミエール講堂で話していると、りんとココがやって来た。その時、4人の前にナイトメアのメンバー、ガマオが姿を見せる。ココはうららを避難させ、のぞみとりんはプリキュアに変身する。
ガマオは緞帳にコワイナーを憑依させ、2人、さらにココを攻撃する。講堂の外へと逃げるうららだったが、2人の悲鳴を聞き、講堂に引き返す。そこには、コワイナーに締め付けられたのぞみとりんがいた。
その時、1匹の蝶が現れ、うららの腕に止まってピンキーキャッチュとなる。うららはキュアレモネードに変身。プリキュアレモネードフラッシュ(以下PLF)でコワイナーを攻撃。さらに、脱出した2人のPRF、PDAでコワイナーを倒し、ガマオを撃退する。
今回、コワイナーは緞帳に憑依し、プリキュアに襲い掛かった。そういえば、1年目の第3話も緞帳に憑依した敵が出てきた。だが、敵は似たようなものでも、話は全然違う。説得力も緊張感も、今回のエピソードの方が1年目のそれをはるかに上回っていた。
1年目といえば、初期のエピソードを除き、1〜2年目の戦闘は現実に影響を及ぼさない亜空間で行われていた。だが、今回までの描写を見る限り、「Yes! プリキュア5」では亜空間の発生はないようだ。前回の終盤ではうららが2人の様子を目撃していたし、またかれんやこまちも詳しいことは知らないものの何か異変が起こっていることには気付いている。亜空間という設定は便利なものであったものの、ご都合主義的な代物になりがちであったため――というか完全にご都合主義設定であったため、それをなくしたことはいいアイディアだと思う。まあ、今年のプリキュアは外部の人間がメンバーに加わるという形式であるため、そうしないと話にならないのであるが。
でも、できるならば、メンバーが全員揃ってからも亜空間は出さないでほしい。
さて、魔法もの、変身もののアニメでは、秘密の保持が重要な要素となることが多い。だが、今年のプリキュアは担任の先生が関係者なので、その点少なくとも学校では気が楽である。また、単独変身もできるから、メンバーが全員揃わなくても大丈夫だし。
と、このように、4年目になって変わった要素は今の所プラスに作用している。この状態がずっと保たれていることを願いたい。
第4話 やすらぎのキュアミント!
サンクルミエール学園は、悪霊や怪物などの噂で持ち切りになっていた。騒動の中心にはいつものぞみたちがいることに気付いたかれんとこまちは、3人のことを怪しみ、何が起こっているのかと問い詰める。のぞみはこの2人にも仲間になってもらおうと、プリキュアのことを話すが、当然信じてくれない。
その日の放課後、のぞみは図書館にいるこまちを訪ねる。最初はプリキュアのことを何かのフィクションだと思っていたこまちだったが、のぞみの説明で何とか事実であることを知らせることができた。さて、この2人が図書館の外を歩いていると、突然糸が2人に襲い掛かり、2人はマンホールに引き込まれてしまう。そこにいたのはナイトメアのメンバー、アラクネア。のぞみが変身すると、アラクネアは下水に仮面をかぶせ、コワイナーを生み出す。逃げる2人だが、アラクネアに先回りされていた。そこに、りんとうららが助けに現れる。この2人も変身し、プリキュア3人でアラクネアとコワイナーに立ち向かう。
のぞみ、そしてこまちはアラクネアの糸に捕らわれてしまうが、のぞみは辛くも脱出。一方、こまちがのぞみの夢を応援したいと口に出すと、緑色の蝶が現れ、アラクネアの糸を断ち切る。蝶はピンキーキャッチュとなり、こまちはキュアミントに変身。コワイナーの攻撃をプリキュアミントプロテクション(以下PMP)で防ぐ。さらに、PLF、PRF、PDAの連続攻撃で、コワイナーは倒される。
今回登場した敵、アラクネアだが、どうもシリーズ過去の作品の女幹部(ポイズニー、レギーネ、ビブリス)を連想させてよろしくない。しかし、次回予告を見る限りでは、彼女の出番も今週限りのようだ。登場したと思ったらすぐ退場。ああ、祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
さて、前回も、そして今回も、物語の大筋とは関係のない所でピンキーをキャッチするシーンが挿入されていた。第2話を見た段階では、今後のエピソードはプリキュアとナイトメアのピンキー争奪戦がメインになると予想していたのだが、実際はそうでもないようだ。まあ、まだ仲間集めの段階なので、そのような要素を入れては話がわかりづらくなるので入れていないというだけなのかもしれないが。もしかしたら、全員そろって以降は毎回のようにピンキーを巡って両陣営が争う展開が繰り広げられるのかもしれない。
まあ、ピンキーキャッチュを持つプリキュアはともかく、ナイトメアの連中がピンキーを見付けてもどうしようもない気がするが。それとも、実はすでにナイトメアもキャッチュを持っており、振って呼んでピンキーをキャッチしていたりするのか?
そういえば、プリキュアの話をするのぞみに対して、こまちは「どんな作家さんが書いているの?」と訊いていた訳だが、この台詞、よく考えると結構意地が悪い。大体、通常なら適当にでっち上げたでたらめを言っていると受け止めるのが普通だろう(実際かれんはそうだった)。もし彼女の言葉が「それなんてエロゲ?」のような皮肉を意図していたのなら当然意地悪な言葉になるし、もし本気だとしたら、それは、「この3人みたいな馬鹿者にこんな話は考え出せまい。」と言っていることになる。ファンの間ではこまちは腹黒と噂されているようだが、あながち間違っていないかもしれない。
もちろん、彼女は本当にのぞみたちが小説か何かの話をしていると思ったのかもしれない。だが、だとすると今度はこまちは相当なおとぼけさんということになる。意地が悪いのか、抜けているのか……。どっちにしろ、一筋縄ではいかない性格であることに間違いはなかろう。
第5話 プリキュアの資格
のぞみたち4人は、かれんにもプリキュアになってもらおうと、かれんの家を訪ねる。だが、かれんの返事は変わらない。自分たちの言うことが本当であることを証明すべく、のぞみは鞄からココを取り出し、かれんに見せる。
その時、ココがピンキーの気配を察知した。ピンキーをキャッチしようとするこまちであったが、突然現れたブンビーに横取りされてしまう。ブンビーは、東屋に仮面をかぶせてコワイナーを生み出す。そこで4人は変身し、コワイナー、そしてブンビーに立ち向かう。
その時、青い蝶が現れる。最初はプリキュアになることを拒否するかれんだったが、結局自分がやるしかないと覚悟を決め、ココの言う通りに腕を差し出す。だが、蝶は消えてしまった。
一方の4人は、PLF→PRF→PDAの連続技でコワイナーを倒し、ブンビーを追い返す。しかし、ピンキーはブンビーに持ち去られてしまうのであった。
こまちがおタカさんでもいいと思ったのにと言った場面を見た時、思わずプリキュア衣装に身を包んだおタカさんの姿を思い浮かべてしまった。こういう人は私だけではないだろう。でも、もし本当におタカさんがプリキュアになったりしたら、それはそれで面白くなりそうな気がする。
さて、今回4人が向かったかれんの家は、お嬢様キャラの自宅のステレオタイプに逆らわない、無駄に大きいものだったのだが、それにしても学校よりでかいというのはないだろう。あのサンクルミエール学園の途方もなく広い敷地よりでかいってことは。いくら広いといっても、ねえ……。
細部に突っ込みを入れるのはこの辺りにして、今回のメインイベント、プリキュアになれなかったかれんについても語るとしよう。
おそらく、自分から積極的にプリキュアとなって戦おうと決意した人でないと、蝶はキャッチュとならないのだろう。今回かれんは成り行きと責任感からプリキュアとなる覚悟を決めた。蝶が消えたのもそのためだったに違いない。予告によると、次回はかれんが変身するようだ。おそらく、今回のショックから立ち直ったかれんは、純粋に自分の意思でプリキュアとなる決意をするのだろう。そこに至る流れに期待したい所である。
第6話 プリキュア5全員集合!
プリキュアになれなかったショックを隠し切れず、不安定な状態に陥っているかれん。それでも仲間になってほしいと言うのぞみに対し、かれんは、プリキュアに変身できない自分では助けになれないと答える。
その時、ブンビーが現れた。前回捕らえたピンキーに仮面をかぶせ、のぞみとかれんを攻撃させるブンビー。のぞみは変身するが、相手がピンキーなので攻撃できない。そこに、りん、うらら、こまちが助けに現れた。3人も変身するが、やはり迂闊には攻撃できず、ただただ相手の攻撃に翻弄されるのみ。
コワイナーとブンビーの攻撃に何もできない4人を見て、かれんは思わず飛び出し、4人をかばおうと立ちはだかった。その時、蝶が現れ、かれんの腕でピンキーキャッチュとなる。かれんはキュアアクアに変身。のぞみ、うらら、こまちの3人が敵の動きを封じている間に、りんと協力して仮面を破壊し、コワイナーを元に戻すという作戦を提案する。その作戦通り、プリキュアアクアストリーム(以下PAS)とPRFの連続技で仮面は破壊され、ピンキーは元に戻る。ブンビーを追い返した後、こまちはあらためてピンキーをキャッチするのであった。
責任感が強く、皆から頼りにされている人物として描かれているかれんだが、その内面は、実に繊細で傷付きやすいものだった。
ファンの間で、いらない子だとか、いじけるプリキュアだとかといじられているのはうららだが、実際にいらない子扱いされた時に最も傷付き、最もいじけるのはむしろかれんの方だろう。もし今後、かれんがあまり役に立たなかったということがあった場合――例えば、かれんが忙しくて戦えず、仕方なく4人でナイトメアに立ち向かったら、いつも以上に見事な勝利を収めてしまった時とか、かれんがキャッチュを落とし、それを拾ったおタカさん辺りがノリノリで変身して活躍したりした時など――には、かれんは自分をいらない子だと思い込み、今回以上のショックを受けていじけてしまうに違いない。
さて、前回見事にピンキーを奪い去ったブンビーだが、今回はそのピンキーをコワイナーにしてプリキュアにぶつけるという愚を犯し、せっかく手に入れたピンキーを取り返されてしまった。実力はあるのだろうが、天狗になりやすい性格のようで、それが今回の失敗の原因となったのだ。まあアニメの悪役というのは大抵間抜けだから(そうでないと、通常は能力的に劣る主人公側が勝つことができないし)、ピンキーを奪い返される所まではまあ想定の範囲内だ。でも、ピンキーをコワイナーにすることができるというのは意外だった。
いろいろあったものの、ようやく5人揃ったプリキュア。来週からは、そのチームワークを生かした活躍を見せてくれるに違いない
第7話 親友ナッツ現る!
プリキュアの5人とココは、生徒会室に集まり、ドリームコレットからココの親友、ナッツを呼び出す。
さて、学校からの帰り道、のぞみは今朝母親にココの姿を見られたということを話す。どこか、誰にも気付かれずに集まれる場所がほしいということで、5人とココ、ナッツは使っていない水無月家の物置に向かう。
そこでのぞみがピンキーをキャッチュからドリームコレットに移していると、突然ギリンマが現れ、ドリームコレットを奪い去る。5人は慌てて変身、ギリンマを追いかける。
ギリンマは、倉庫に積み上げられていたぬいぐるみの山に仮面をかぶせ、5人を攻撃する。だがその時、手に持っていたドリームコレットをナッツに取り返されてしまう。
ココとナッツに向かって、2人の夢を応援すると言うプリキュアの5人。そして、ミントとアクアの蹴り、ドリームのPDAにより、コワイナーは撃退されるのであった。
ギリンマは本当に愚かである。せっかくドリームコレットを手に入れたのなら、さっさとナッツを払いのけて持ち帰ってしまえばいいものを、プリキュアに戦いを挑んで返り討ちにされた上、ドリームコレットまで取り返されてしまったのだから。もちろん、プリキュアを倒さねば安心できない、ドリームコレットだけでなく、プリキュアの持つピンキーも手に入れたい、とにかくプリキュアが憎くてたまらないなど、プリキュアに戦いを挑みたくなる理由もわからなくはない。だが、過去に2度も返り討ちにされているのだから、少しは用心すべきだろう。しかも、今回は以前と違って5人だし。
そういえば、第2話でもギリンマはピンキーを手に入れておきながら、プリキュアに奪い返されてしまっていた。焦ったために、せっかく手に入れたものを失ってしまう。全く愚かである。
さて、今回学校の近くの物置を改装して、ココとナッツの住処兼プリキュアの集会場とした訳であるが、いきなりギリンマの襲撃を受けていた。こんなに早く敵に居場所を知られて大丈夫かと心配になってくる。しかも、常時あそこにいるのはナッツだけのようだ。これではナイトメアの連中が来ても抵抗できまい。
第8話 相性最悪? りんとかれん
性格の合わないりんとかれんは、ちょっとしたことで衝突してしまい、そして、どちらも意地になって頭を下げようとしない。
放課後、のぞみ、うらら、こまちの3人がナッツの店に向かおうとしていると、突然マンホールからアラクネアが姿を現した。3人は変身してアラクネアに立ち向かおうとするが、アラクネアの糸に捕えられ、マンホールの中に引きずり込まれてしまう。
さて、まだ意地を張り続けていたりんとかれんは、ココにのぞみたちのことを聞かされる。急いで地下水道に向かう2人。そこには、アラクネアと、蜘蛛の巣に捕えられた3人とがいた。
2人は変身。アラクネアが水道管から生み出したコワイナーに立ち向かう。対抗心をむき出しにしているため、いつもより攻撃力が上がっている2人。コワイナーはPRFとPASの連続攻撃で倒される。
一方、網から脱出した残り3人はアラクネアと戦う。そして、のぞみのPDAによりアラクネアは撃退されるのであった。
プリキュアが寄せ集めであることを否定してはいけないだろう! 何の共通点もないごく普通の少女たちが、共に戦ううちに互いを理解していく、それがプリキュアなのだから。ただの寄せ集めから、大切な仲間へと変化していく姿。これこそプリキュアの魅力だ! まあ、本人たちがどう思っているのかは知りようがないが。
さて、今回3人がアラクネアに捕えられたことをりんとかれんに知らせたココであるが、どうも、マンホールの所から学校まで小動物の姿で移動してきたようだ。慌てているのはわかるが、人間の姿になった方がよかったのではなかろうか。人間の姿の方が走るのも速いだろうし、それに目立たない。小動物の姿で移動している所を第三者に見付かったら困るだろうに。そういえば、のぞみ以外の4人がピンキーをドリームコレットに移す際、ココとナッツはわざわざ元の姿に戻っていたが、あれには何か意味があるのだろうか?
どうでもいいが、今回の敵、アラクネアは久々の登場であった。出番が1回きりでなかったというのはちょっと意外だった。でも、今回も初登場の時と同様にプリキュアを地下水道に引きずり込んで戦ったのはなぜなんだろう? アラクネアが特に地下で有利というようには見えないのだが。
第9話 プリキュアがばれちゃった!?
サンクルミエール通信の記者、増子美香は、何の共通点もないはずの5人がいつも一緒にいることを怪しみ、後をつける。ナッツの店に集う5人を見付け、何とか真相を聞き出そうとする増子だが、結局適当にごまかされてしまう。
釈然としないまま店から出た増子に声をかけたのは、アラクネアだった。アラクネアは増子を人質に廃ビルへと向かう。悲鳴を聞いてアラクネアを追いかける5人。だが、部外者の前で変身する訳にはいかない。一方、アラクネアは増子のカメラに仮面をかぶせ、コワイナーにする。
増子が見ていない隙に変身する5人。苦戦するものの、ドリーム、ミント、アクアの3人がアラクネアを牽制し、ルージュとレモネードがコワイナーを攻撃、そしてコワイナーにPDAでとどめを刺すという戦法でどうにかアラクネアを撃退する。
翌日、自分たちのことが記事にされていないか心配しながら掲示板の所へ向かうのぞみたちだったが、なぜか、サンクルミエール通信にはナッツの記事が大々的に載せられていた。
プリキュアの存在は増子美香に知られてしまったが、それでも正体がばれることはなかった。顔が丸見えにもかかわらずばれていないというのは……まあ、お約束だ。
そういえば、プリキュアが第三者に姿を見られるのは今回が初めてである。本作品に限らず、プリキュアは人前で堂々と戦うタイプの正義の味方ではない。だから、全国生放送で戦闘シーンを晒してしまう東京在住の某美少女戦隊や、ホテルの客寄せに使われる某マーメイドプリンセスのようになることはない。せいぜいクラスメイトに真似されるくらいだ。
しかし、まだ油断はできない。今回プリキュアを目撃した増子美香は次回以降も登場するみたいだし、それにこの作品には亜空間や集団催眠も出てこないようだ。だから、いつその姿が公になるかわかったもんじゃない。
さて、今回が3度目の登場となったアラクネア。サンクルミエール通信ではキャリアウーマン風の不審人物と記されていたが、ナイトメア内でもやはりキャリアウーマン的立ち位置にいるのだろう。今回彼女が戦場に選んだのは、地下水道ではなく廃ビルだった。別に地下が好みという訳でもないようだ。蜘蛛の怪人であるため、糸の引っかかる障害物の多い環境が戦いやすいというだけで、別に地下でなくてもいいのだろう。
第10話 腹ぺこナッツを救え!
店に客が入らないため、金欠で餓死寸前のナッツ。プリキュアの5人はそんなナッツを救うため、学校や番組で店を宣伝しようとするが、うまくいかない。そこで翌日、5人はチラシを作成し、街で配ることにする。
その最中、5人はガマオにいちゃもんを付けられ、地割れの中へと放り込まれる。空の財布に仮面をかぶせるガマオ。5人は変身、ドリーム、レモネードはガマオに、残りの3人はコワイナーに立ち向かう。
何とかガマオを撃退した5人は、再びチラシ配りに精を出す。ココとナッツも同様だ。そして、チラシを配っていたナッツは通りかかった増子美香に姿を見られてしまう。
翌日、サンクルミエール通信にはナッツの記事が大きく掲載され、その宣伝効果でナッツの店は大繁盛するのであった。
増子はナッツが美男子だというただそれだけの理由で学校新聞でナッツのことを取り上げた。どう見ても私物化だが、誰も文句を言わないのだろうか? もしかして、実は部員は増子1人、あるいは増子以外のメンバーは皆雑用に回されているとかなのか?
私物化といえば、今回ガマオは仕事としてではなく、私怨でプリキュアに襲い掛かった。その際自分の財布に仮面をかぶせてコワイナーにした訳だが、あの仮面は別にガマオの私物という訳ではなく、ナイトメアのものだろう。以前プリキュアに敗れ、そのまま行方不明になっていたガマオだが、その際支給されていた仮面を返さず、ちゃっかり自分のものにしていたという訳か。
そういえば、今回のぞみとうららはガマオのだらしなさに憤慨していたが、ここは怒るのではなく喜ぶ、あるいは安心すべき所だろう。何しろガマオは敵。ガマオが頑張って仕事をするということは、すなわち自分たちが襲われるということなのだ。敵が不真面目、怠惰、無能であればその分こちらも気が休まるのだから。そのことに考えが至らなかった2人は本当に馬鹿である。まあ、その馬鹿さが可愛いのだが。
第11話 のぞみとココの熱気球
中間テストが近いにもかかわらず、あまりにも勉強ができないのぞみに呆れ返ったりんやかれんは、のぞみを強制的にナッツハウスでの勉強会に参加させる。だが、他の4人にきついことを言われたのぞみは、へそを曲げて出て行ってしまう。
そんなのぞみを追いかけるココ。2人はそのまま、近くの空き地に来ていた熱気球を見に行く。
気球に乗ったのぞみとココの2人。勉強が苦手で落ち込むのぞみだが、ココに励まされ、自信を持つ。
風が強くなったので、気球は着陸。気球を固定するため、2人を残して係員が気球を降りる。だがその時、アラクネアが気球に仮面をかぶせたため、気球は再び浮上。さらに黒い雲に包まれる。敵の姿を見て、のぞみは変身。だが、アラクネアの糸に捕らわれてしまう。
一方、のぞみが心配で捜しに来ていた4人は、謎の雲と、そこから見え隠れするのぞみの乗った気球の姿を認める。4人は変身。雲の所まで行こうとする。だが、高くてプリキュアのジャンプ力でも届かない。そこで、かれんとこまちがジャンプ台代わりになる。
さて、絶体絶命ののぞみだったが、その前にりんが、続いてうららが現れた。一気に形勢逆転。PDAでコワイナーを倒し、アラクネアを追い返す。しかしその時、3人の乗っていた暗雲が消えてしまった。空中に投げ出される3人。だが、下で待っていた2人のPMP、PASによって助けられる。
ココの励ましによって、大馬鹿だったのぞみも馬鹿に成長したという話だ。子供向け作品の主人公にはなぜか劣等生が多いが、のぞみも例外ではないという訳だ。
さて、今回の見所はのぞみの馬鹿さ加減……ではなく、戦闘シーンだ。5人が同時、あるいは順番に変身して一斉に敵に立ち向かうというのが定番だが、今回はちょっとスタイルを変え、のぞみのピンチに2人が参戦、残りの2人は下で待機というやり方だったのだ。主人公のピンチに颯爽と助けに現れる仲間。馬鹿一だが、うまく料理すれば非常に燃える展開となり得る。せっかくばらばらでも変身・技の発動ができるという設定があるのだから、それを生かした今回のような話をもっと見てみたいものだ。
加えて、必殺技が攻撃以外に応用されたのもいい。PMPがトランポリン代わり、PASがウォータースライダー代わりになったのだから。せっかく多彩な技を持っているのだから、その多彩さがうまく生かされなければ面白くない。
でも、戦闘が終結した後、のぞみとココが何もなかったかのように気球に乗っていたのにはちょっと疑問を覚えた。
もちろん、見る価値のあったのは戦闘シーンだけではない。日常の場面、のぞみがココに励まされ、勉強する気を起こす辺りなどもなかなか面白かったと思う。多少お説教臭い点が鼻に付いたが、それでも、勉強ができなくてもいいと言うのでも、努力それ自体に価値があると言うのでもなく、努力を結果につなげることをきちんと訴えていた所がいい。
第12話 うららのステージを守れ!
遊園地のステージショーで司会を務めることになったうらら。のぞみたち4人は、うららの応援のため遊園地に向かう。一方、このことを知った増子美香も、うららを追って遊園地に来る。
リハーサルが始まる。だが、その時、監督たちは主役の人が来られなくなったという話をしていた。最初は中止かと思われたが、うららの大仕事を成功させたいという思いから、のぞみが代役に立候補。そして、りん、こまち、かれんの3人がフォローをすることになる。
さて、ショーが始まったその時、ギリンマが舞台装置に仮面をかぶせた。舞台に現れたコワイナー。しかし、大勢の観客の前なので5人は変身できない。だが、うららとかれんが機転を利かせ、観客の目を一時逸らすことに成功する。その隙に5人は変身。コワイナーを倒し、ギリンマを撃退する。
だが、プリキュアの姿は大勢に見られただけではなく、増子美香のカメラにも捉えられてしまっていた。自分たちのことが記事にされているのではと心配しながら学校へ向かうのぞみたち。だが、サンクルミエール通信のトップはなんとナッツのことだった。
ナッツも増子美香の操り方を覚えたか。増子が謎の5人組よりも美男子の方に興味があるということは、プリキュアたちにとっても幸いだな。自分たちのことが記事にされそうになっても、ナッツが出ていくだけですぐにどうにかなるのだから。
さて、これは以前から何となく見当が付いていたことではあったのだが、今回のエピソードは、ショーの振りをして舞台の上で変身、戦闘するという、正直食傷気味の展開だった。食傷気味というだけではなく、無理もある展開だ。ほら、別のアニメだけど、「アイドルのコンサートだったのか!」で納得したりとかさ……。
まあ、今回は観客が小さい子供中心だったし、さらにうららのマネージャーが派手な困惑っぷりを見せてくれたり、異常に気付いた増子がステージのすぐ側まで下りてきたりするシーンがあったので、不自然さの度合いはかなり軽減されていたが。むしろ、増子の騒ぎっぷりで楽しませてもらったくらいだ。
今作では戦闘が亜空間で行われるということがないので、これからもプリキュアの活躍が人目に晒されてしまうことがあるに違いない。スタイルとしてはこちらの方が好みなので、自然な演出を期待したい所である。
でも、うららのステージがこんなに大規模なものだとは思わなかった。もうちょっと小ぢんまりとしたもので、観客もせいぜい100人かそこらだろうと勝手に考えていたら、これほどの野外劇場での仕事だったとは……。意外だった。
第13話 りんちゃんの部活決定ー!
運動部の大会が同じ日に開催されることになったため、掛け持ちで参加することができなくなったりん。そのため、運動部からの誘いも熾烈を極めることとなる。りんは、自分を頼りにしてくれているフットサル同好会のメンバーの姿を見て、すまなそうな表情をするのだった。
ある夕方、りんの弟と妹はりんのボールでのぞみ、うららと遊んでいた。ふとしたはずみで遠くへ飛んでいってしまうボール。そのボールを拾い上げたのは、なんと公園の掃除をしていたガマオだった。
ガマオが弟と妹に乱暴な態度を見せたことで、怒りを露わにするりん。気分を害したガマオは変身するが、その一方でりん、続いて残りの4人も変身。ガマオは掃除中に見付けたというピンキーに仮面をかぶせるが、結局PDAによって仮面ははがされ、またガマオもPRFで追い払われてしまう。
さて、どの部の助っ人をするか悩んでいたりんであったが、成り行きから正式にフットサル同好会に入ることとなるのであった。
ナイトメアの仕事を放り出し、公園掃除のアルバイトをしていたガマオだったが、どうもまだナイトメアに対する未練を捨て切れないようだ。今回も、コレットをよこせなどと言っていたし。でも、こいつ仮面をいくつ持っているんだろ?
しかし、今回のプリキュア――というかりん――はひどいな……。いくらガマオが弟と妹に乱暴したからといって、変身までしなくていいだろう。おまけに、コワイナーを倒した後、わざわざPRFで攻撃しているし。しかも、ガマオはプリキュアを襲いに来ていた訳ではない。ただ公園掃除の仕事をしていただけなのだ。一応プリキュアは「正義の味方」に分類される存在だと思うのだが、態度が暴力的だったというただそれだけの理由で変身、必殺技発動というのは、正義の味方の風上にも置けない行動だ。やくざじゃあるまいし。今回もプリキュアはコワイナーの攻撃に苦しめられていたが、正直自業自得だと思う。
以上のような理由から、今回の戦闘シーンはあまり後味のよくないものと感じられた。幼い弟・妹を守るために戦うという、その動機自体は充分格好いいんだけどね……。
とはいえ、上以外の部分は充分楽しめるものだった。今の所、この作品にいわゆる捨て回というものはない。これからも充分期待できそうだ。
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